配膳ロボットおすすめランキング 選び方や人気メーカーもご紹介

配膳ロボットの選び方を詳しく解説!おすすめ配膳ロボット3選も紹介!

2024.10.02

手不足の解消や業務の効率化などを目的に、そろそろ自社でも配膳ロボットを導入しようかと考えている担当者も多いのではないでしょうか。本記事では、配膳ロボットの選び方を詳しく解説して、おすすめ配膳ロボットも3つ紹介します。

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配膳ロボットの導入数は年々増加しており、普段の生活でも見る機会が増えてきました。

人手不足の解消や業務の効率化などを目的に、そろそろ自社でも配膳ロボットを導入しようかと考えている担当者も多いのではないでしょうか。

しかし、配膳ロボットの種類や機能はさまざまで

  • どの配膳ロボットが店舗に合っているかわからず選べない
  • 配膳ロボットを選ぶ際に見るべきポイントを知らない
  • どのメーカーのどの機種を選べば良いのかわからない

と悩んだり困ったりしていませんか?

そこで本記事では、配膳ロボットの選び方を詳しく解説して、おすすめ配膳ロボットも3つ紹介します。

ぜひ本記事を最後まで読んで、店舗の雰囲気や使用目的にぴったり合った配膳ロボットを選べるようになってください。

配膳ロボットの選び方 7つのポイント

ここでは、配膳ロボットを選ぶ際に見るべき7つのポイントについて詳しく解説します。

  1. デザインとサイズ
  2. 配膳能力
  3. 配膳の安定性
  4. 機能設定の操作性
  5. 連続稼働時間と充電方法
  6. オプションパーツの選択肢
  7. アフターサービスの有無

1. デザインとサイズ

店内を巡回する配膳ロボットは、使用用途だけでなく店舗の雰囲気に合わせてデザインを選ぶのがポイントです。

例えばファミリーレストランなど、子供が集まる場所にはエンターテイメント性を重視するのがおすすめ。

ネコ耳がついていたり、表情が豊かな配膳ロボットを配置することで、集客効果にも期待できます。

また、配膳ロボットに接客や営業の役割も任せたいのであれば、お客様と会話できたり、大きなディスプレイを設置できたりすると効果的です。

また、確認し忘れてはいけないポイントが配膳ロボットのサイズです。

店内の広さや、机とイスの設置状況から、配膳ロボットが走行できる幅(最小走行可能幅)を確認しておきましょう

配膳ロボットを導入しても走行可能幅を満たしていなければ、机とイスを配置し直したり、大幅な店内改装が必要になったりする場合もあります。

配膳ロボットを選ぶ際には、デザインとサイズが店舗に合っているかを十分に検討するのがポイントです。

2. 配膳能力

配膳ロボットで配膳できる物は、機種によって異なります。

使用シーンを想定しつつ、可能であれば配膳物を手元に用意してみてください。

用意した物のサイズや重さを測定して、一度に何セット運ぶのかも確認しましょう。

実際の使用シーンに合わせて、配膳ロボットの耐荷重やトレイの段数・面積などのスペックから選ぶのがポイントです。

スペックから配膳ロボットを選んだ後には、細かい仕様についても確認してください。

例えば、トレーのフチにある程度の高さがあれば、配膳物がトレー上で滑っても落下しにくくなります。

また、本体の側面や背面にフレームがあれば、さらに落下する確率を下げることができるでしょう。

耐荷重やトレイの段数・面積などの配膳能力を確認して、使用シーンにぴったりな配膳ロボットを選びましょう。

3. 配膳の安定性

配膳物を目的地までスムーズに運べるかどうかは、配膳ロボットの走行性能が影響します。

確認すべきポイントは、振動対策やスピード調整機能の有無です。

振動対策が不十分な配膳ロボットを選んでしまうと、飲み物などの液体を配膳する際、振動でコップから液体が溢れてしまいます。

また、スピード調整機能がない配膳ロボットの場合には、軽い配膳物を運ぶ際に注意が必要です。

注文票やナプキンなど軽い物をトレーに乗せると、止まった際に風圧で落下する恐れがあります。

他にも、配膳ロボットが安全に物を運ぶためには、障害物検知や配膳ロボット同士の同時接続台数を確認するのもポイントです。

障害物検知についてはセンサーの範囲や方法、障害物をスムーズに回避できる工夫がされているかを確認しましょう。

特にセンサーが検知する範囲は、前方だけなのか後方までをカバーしているかが重要です。

広範囲を検知できるセンサーであれば、お客様や従業員が行き交うフロアでも、接触なくスムーズな配膳を行えます

複数台の配膳ロボットを導入しようとしている場合には、同時接続の可否と台数を確認してください。

配膳ロボット同士の接触を回避する以外にも、それぞれの配膳ルートを最適化できるため、配膳効率の向上効果にも期待できるからです。

配膳ロボットを選ぶ際には、配膳時の振動対策やスピード調整機能、障害物検知や同時接続台数を確認して、スムーズかつ安全な配膳ができる製品を選びましょう。

4. 機能設定の操作性

配膳ロボットを導入するには、マッピングなどの初期設定が必要です。

つまり、初期設定時にパソコンが必要なのか搭載されたディスプレイだけでも設定できるのかが、配膳ロボットを選ぶポイントになります。

パソコンでの設定が必要な場合には、専用ソフトが現在使用しているパソコンに対応しているのかも忘れずに確認しましょう。

また、本体だけでマッピングの設定が完結するのかマーカーなどの設置が必要なのかもポイントです。

マーカーが必要になる場合は、店舗の床から天井までの高さに制限があることが多く、最悪の場合は選んだ製品が使えない場合もあります。

他にも、初回設定以降で操作する際は、搭載されたディスプレイでの操作がメインになります。

したがって、画面が見やすく操作もしやすい、大きなディスプレイを搭載した製品を選ぶのがおすすめです。

配膳ロボットを選ぶ際には、

  • 初回設定時にパソコンは必要なのか
  • マッピング時にマーカーなどの設置が必要なのか
  • 搭載ディスプレイのサイズは適当なのか

上記のような操作性を確認するのがポイントです。

5. 連続稼働時間と充電方法

配膳ロボットを選ぶ際には、連続稼働時間を確認するのがポイントです。

営業途中に配膳ロボットのバッテリーが切れてしまうと、再び使用するには充電が必要になります。

したがって、営業時間中にバッテリーが切れないような配膳ロボットを選びましょう。

もしくは、1台だけの導入を考えていても、予備機を用意したり2台で交代制にしたりするのもおすすめです。

配膳ロボットが万が一故障したとしても、修理完了まで待つ必要も、代替機やエンジニアの到着を待たなくても営業できます。

また、連続稼働時間と合わせて、充電方法を確認するのもポイントです。

配膳ロボットの充電方法は主に2つで、充電ケーブルを挿すタイプと、充電ステーションに対応するタイプに分けられます。

充電ケーブルを挿すタイプの場合、従業員がバッテリー残量を確認する作業と、充電ケーブルを配膳ロボットに挿す作業が生じます。

一方の充電ステーションに対応するタイプを選べば、配膳ロボット自らが充電を開始できます。

ただし、充電ステーションへの通路を確保したり、複数台設置する場合には広めのスペースが必要になったりします。

配膳ロボットを選ぶ際には、営業時間から連続稼働時間を考えて、充電方法についても確認しましょう。

6. オプションパーツの選択肢

配膳ロボットはオプションパーツに対応することで、より細かい使用場面や用途に対応できます

デザインや機能はメーカーごとに異なりますが、代表的なオプションパーツとメリットは下表のとおりです。

注意すべきポイントは、同じメーカーの製品でも、オプションパーツ取り付け可否は機種ごとに異なる場合があること。

配膳ロボットに取り付けたいオプションパーツがある場合は、対応しているかどうかを仕様で確認したり、問い合わせたりするのがおすすめです。

オプションパーツの例メリット
フード・配膳時の衛生面が向上する・配膳物の転倒や落下を防げる
カップホルダー・飲み物を倒さずに運べる
自動開閉ドア・衛生面とプライバシー保護に役立つ・扉を開閉する手間が省ける
呼び出しボタン・任意の場所やタイミングでロボットを呼び出せる
ディスプレイ・料理や商品の画像を表示できる・広告や集客に効果を期待できる

7. アフターサービスの有無

配膳ロボットを選ぶ際には、アフターサービスの有無と内容を必ず確認しましょう。

長時間稼働できるメリットが配膳ロボットにはありますが、長期間故障なく稼働させるには定期的なメンテナンスが必要不可欠です。例えばタイヤやブレーキなどの消耗部品は、使用時間が長くなるほど摩耗するため、定期的に交換する必要があります。

他にも、衝突防止センサーなどの動作確認を点検しておかないと、いざという時にセンサー不良だった場合、接触や転倒を防げなくなります。

また、万が一の故障を想定して、出張修理サービスを依頼できるか代替機を手配してもらえるのかなども確認するのがポイントです。

ふとした時に操作方法などで困った際の問い合わせ先や、メーカー保証があるかを確認しておけば、トラブル時でも焦らず落ち着いて対処できます。

したがって、配膳ロボットを選ぶ際には、アフターサービスの有無と内容を確認するのがポイントです。

2 配膳ロボットおすすめ3選

ここからは選び方で紹介した7つのポイントを下に、厳選したおすすめ配膳ロボット3つを紹介します。

【Orion Star Robotics】LuckiBot

配膳ロボットにAIを搭載することで、最適な走行ルートを自ら選定できるのがLuckiBotの特徴です。

また、ChatGPTとGoogle音声認識を組み合わせて、31か国語以上を用いてお客様と会話による接客ができるのもポイント

専用のカップホルダーで飲み物の配膳に強くなったり、ダブレットにネコ耳のヘッドギアを取り付けてエンターテイメント性を備えたりできるという多機能さも魅力のひとつです。

したがって、配膳だけではなく、接客を任せたり、会話やデザインでお客様にエンターテイメントを提供したい場合にLuckiBotを選ぶのがおすすめです。

また、LuckiBotには上位機種として以下の商品も存在します。

  • 積載能力を60kgに増量したLuckiBot Pro
  • 自動開閉ドアの付いたLuckiBot Pro Autodoor

>>LuckiBotとLuckiBot Proを比較した記事はこちら

LuckiBotについて詳しく知りたい方は、販売代理店である双日株式会社の製品ページを参考にしてください。

LuckiBot
サイズ530 × 500 × 1,320 mm
重量39kg
ディスプレイ10.1インチ
最小走行可能幅700 mm
配膳能力耐荷重:40kgトレー数:4トレー面積:430 × 500 mm
(底部:400 × 480 mm)
スピード調整○(0.1〜1.2m/s)
障害物検知
同時接続台数最大30台
マッピング○(パソコンなしでも設定可)
連続稼働時間10時間
充電時間4.5時間(ケーブル)
オプションパーツ○(カップホルダー・ヘッドギア)
アフターサービス○(保守・メンテナンス)

【Pudu Robotics】BellaBot

ガストなど、すかいらーくグループで導入されているネコ型ロボットがBellaBotです。

なでたり話しかけたりすると、かわいい笑顔を見せてくれます。

エンターテイメント性に長けており、SNSでも高い人気を誇っているので、集客効果としても効果を期待できるでしょう。

したがって、話題性などエンターテイメント性を重視したい場合には、BellaBotを選ぶのがおすすめです。

BellaBot
サイズ565 × 537 × 1,290 mm
重量55kg
ディスプレイ10.1インチ
最小走行可能幅700 mm
配膳能力耐荷重:40kgトレー数:4トレー面積:410 × 500 mm
スピード調整○(0.5〜1.2m/s)
障害物検知
同時接続台数
マッピング○(天井マーカーまたはレーザー)
連続稼働時間13時間
充電時間4.5時間(プラグ)
オプションパーツ-
アフターサービス○(保守・メンテナンス)

【KEENON Robotics】Keenbot T5

操作に使用するタッチディスプレイと、表情を映すディスプレイが別々に搭載されているデザインがKennbot T5の特徴です。

トレーの段数と高さが調整できるので、配膳する物のサイズに合わせやすいのもメリット。

ただし、Keenbot T5 Tagのマッピングには、天井マーカー(最大5mまで)が必要です。

天井が高い店舗やマーカーを導入したくない場合はKeenbot T5 Laser、もしくはDINERBOT T9 Proを選択肢の候補として考えるのが良いでしょう。

Keenbot T5
サイズ502 × 529 × 1,205 mm
重量55kg
ディスプレイ
最小走行可能幅800 mm
配膳能力耐荷重:40kgトレー数:4トレー面積:384 × 482 mm
スピード調整×(0.8m/s)
障害物検知
同時接続台数○(2台)
マッピング○(天井マーカーまたはSLAM)
連続稼働時間14時間
充電時間7時間
オプションパーツ○(呼び出しボタン)
アフターサービス

まとめ

配膳ロボットの選び方として、7つのポイントを紹介しました。

紹介したポイントを参考にして、まずは配膳ロボットの機種やメーカーを選定してみましょう。

導入までの具体的なプロセスや費用などについて詳しく知りたい場合は、メーカーや代理店などに問い合わせるのもおすすめです。

店舗や使用目的にぴったり合った配膳ロボットを選び、人手不足の解消や業務の効率化に配膳ロボットを役立ててください。

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