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【2024年最新】配膳ロボット導入で使える補助金、助成金一覧      

2024.07.30

飲食業界で深刻化する人手不足。そんな課題を解決する救世主として、近年注目を集めているのが「配膳ロボット」です。この記事では、配膳ロボットを導入する際に活用できる補助金や助成金の最新情報を一覧でご紹介します。

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飲食業界で深刻化する人手不足。そんな課題を解決する救世主として、近年注目を集めているのが「配膳ロボット」です。しかし、導入には初期費用がかかるため、二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか?

この記事では、配膳ロボットを導入する際に活用できる補助金や助成金の最新情報を一覧でご紹介します。小規模事業者から大企業まで、さまざまな規模の事業者が利用可能な支援制度を詳しく解説し、申請の流れやポイントもわかりやすく説明していきます。

配膳ロボット導入を支援する補助金制度          

配膳ロボットの導入には、国や自治体から様々な補助金制度が用意されています。代表的な制度は以下の6つです。

中小企業省力化投資補助金

中小企業省力化投資補助金は、中小企業の人手不足解消と生産性向上を支援するために、経済産業省が実施する補助金制度です。配膳ロボット導入のための補助金としては、他の補助金と比較しても高額でおすすめです。ロボット、AI、IoTなどの省力化設備導入費用の一部を補助します。

■条件

・中小企業や小規模事業者であること

・省力化設備の導入により、人手不足の解消や生産性の向上が見込まれること

・申請時に具体的な導入計画や効果見込みを示すことが必要

■補助対象経費

中小企業庁が定めた「補助対象製品リスト」に掲載されている製品

・配膳ロボット

・清掃ロボット

・券売機

・自動精算機

参考URL: https://shoryokuka.smrj.go.jp/

■貰える金額

・最大1,000万円(補助率は1/2まで)

■申請方法

経済産業省のウェブサイトから申請書類をダウンロードし、必要事項を記入し、必要書類を添付して経済産業省へ提出

■申請期間

令和6年4月から令和8年12月末まで

小規模事業者持続化補助金                    

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者などの販路開拓や経営にかかる経費のうち、一部を補助する制度です。

■条件

常時使用する従業員の数が一定以下(5~20人)であり、以下の全ての要件を満たす法人、個人事業主、もしくは一定の要件を満たした特定非営利活動法人のいずれかであること

■補助対象経費

  • 機械装置等費(配膳ロボットの購入費など)
  • 広告宣伝費
  • 展示会等出展費

■貰える金額

50~250万円

■申請方法

商工会議所または商工会を通じて申請

■申請期間

原則として年2回公募

ものづくり補助金             

ものづくり補助金とは、新製品・新工法に挑戦するための設備投資を支援する補助金のことです。中小企業を主な対象としています。

■条件

・(組合・法人関連)規定の組合などに該当すること

・(組合関連以外)資本金または常時雇用の従業員数が規定内の小規模事業者・中小企業であること

■補助対象経費

  • 機械装置等費(配膳ロボットの購入費など)
  • 広告宣伝費
  • 展示会等出展費

■貰える金額

補助金上限額は750~5,000万円(補助率1/2もしくは2/3まで)

■申請方法

gBizIDプライムアカウントを取得後、ものづくり補助事業公式ホームページより電子申請する

■申請期間

通年で公募(締切は不定期)

IT導入補助金                    

IT導入補助金とは、労働生産性の向上を目的に、ITツールの導入を支援する補助金です。配膳ロボットもAIなど搭載したITツールであるため、補助金の対象となります。

■条件

・資本金または常時雇用の従業員数が規定以内の小規模事業者・中小企業であること

・日本国内で事業を営む法人または個人であること

・交付申請の直近月において、最低賃金が地域別に定められたもの以上であること

■補助対象経費

ソフトウェア費

ハードウェア費

クラウド利用料

■貰える金額

最大450万円(補助率1/2以内)

■申請方法

gBizIDプライムアカウントを取得後、IT導入補助金公式ホームページより電子申請する

■申請期間

原則として年1回公募

事業再構築補助金             

事業再構築補助金とは、新型コロナウイルス感染症による影響の長期化によって、当面の需要や売上の回復が期待しづらい状況で、経済社会の変化に対応するために中小企業などが行う事業再構築を支援する補助金です。

■条件

・経済産業省が示す指針に沿った事業計画書を作成したうえで、認定経営革新等支援機関の確認を受けていること

・補助事業終了後、付加価値額を規定以上に増加させること

■補助対象経費

設備費(建物費、機械装置費など)

システム開発費

広告宣伝費・販売促進費

■貰える金額

上限額2,000万~1.5億円(補助率1/3~2/3)

■申請方法

gBizIDプライムアカウントを取得後、 事業再構築補助金公式ホームページより電子申請する

■申請期間

不定期に公募

労働業務改善助成金                    

労働業務改善助成金とは、生産性を向上させるために行った設備投資の費用を一部助成する制度です。生産性を高めることで従業員の労働環境を改善し、賃金を引き上げることを目的としています。

■条件

・中小企業/小規模事業者であること

・賃金の引き上げ計画を策定し、引き上げ後の賃金額を支払うこと

・生産性を向上するための設備を導入し、その費用を支払うこと

・解雇および賃金の引き下げなどがないこと

■補助対象経費

機械設備、POSシステム等の導入

コンサルティング導入

人材育成・教育訓練

■貰える金額

60~600万円(助成率3/4~9/10)

■申請方法

助成金交付申請書を都道府県労働局へ提出後、設備投資によって生産性を向上させたうえで、労働局に事業実績報告書と支払請求書を提出する。

■申請期間

2025年1月31日まで

補助金申請の流れと必要書類について             

補助金申請は、一般的に以下の流れで行われます。

公募情報の確認                 

  • 各補助金制度の公式サイトや、経済産業省、中小企業庁などのホームページで公募情報を収集します。
  • 対象となる補助金制度の目的、対象者、補助対象経費、補助率、申請期間、申請方法などを確認します。
  • 公募要領や申請の手引きを熟読し、申請に必要な情報を把握します。

申請書類の準備                 

各補助金制度で求められる申請書類を準備します。

一般的な必要書類は以下の通りです。

  • 申請書(様式は各補助金制度で異なる)
  • 事業計画書(事業概要、目標、計画、収支計画など)
  • 経費内訳書
  • その他、補助金制度によって異なる書類(会社案内、パンフレット、見積書、資格証明書など)

申請書類の作成には、専門家(税理士、中小企業診断士など)のアドバイスを受けることも有効です。

申請書の提出                    

  • 申請期間内に、指定された方法で申請書類を提出します。
  • 提出方法は、郵送、電子申請など、補助金制度によって異なります。
  • 申請書類に不備があると、審査対象外となる場合があるので、提出前に必ず確認しましょう。

審査・採択通知                 

  • 提出された申請書類に基づき、審査が行われます。
  • 審査基準は、補助金制度によって異なります。
  • 審査結果は、採択通知または不採択通知として通知されます。

交付申請・決定                 

  • 採択通知を受けた場合は、交付申請を行います。
  • 交付申請は、採択通知に記載されている期間内に、指定された方法で行います。
  • 交付申請が認められると、補助金交付決定通知書が交付されます。

実績報告                 

  • 補助事業完了後、実績報告書を提出します。
  • 実績報告書には、事業の実施状況や成果、経費の使用状況などを記載します。
  • 提出期限は、補助金制度によって異なります。

補助金交付             

  • 実績報告書の内容が認められると、補助金が交付されます。
  • 交付方法は、銀行振込が一般的です。

配膳ロボット導入に関わる補助金申請のポイント              

配膳ロボット導入に関連する補助金はいくつかありますが、それぞれの補助金制度の目的や要件を理解し、適切な申請を行うことが重要です。以下に、申請を成功させるためのポイントをまとめました。

補助金の目的と合致性を明確にする                 

補助金の提供側は、特定の目的を持って資金を提供しています。配膳ロボット導入が補助金の目的とどのように合致しているかを明確にし、その合致点を申請書類に具体的に記述します。例えば、労働力不足の解消、作業効率の向上、サービス品質の改善など、補助金の目的に直結する効果を強調しましょう。

配膳ロボット導入による具体的な効果を数値で示す              

導入による具体的な効果を数値で示すことで、申請書類の説得力を高めます。たとえば、作業時間の短縮率、コスト削減の具体的な数値、顧客満足度の向上など、配膳ロボット導入前後の比較をデータで示すことが有効です。

事業計画の具体性と実現可能性をアピールする          

補助金を申請する際は、具体的かつ実現可能な事業計画を提出することが求められます。事業計画には、配膳ロボットの導入方法、期待される効果、導入後の運用計画など、詳細な情報を含めることが重要です。計画の実現可能性を高めるために、市場調査や先行事例の分析も行いましょう。 

補助金申請書類の形式や提出期限を守る                    

補助金の申請には、指定された形式と期限があります。書類の形式を正確に守り、提出期限内に申請を完了させることが不可欠です。期限や形式を守らない場合、申請が受理されないこともありますので注意が必要です。

専門家のサポートを受ける          

補助金申請は複雑で専門的な知識を要する場合が多いため、専門家のサポートを受けることが推奨されます。補助金申請に精通したコンサルタントや専門家に相談することで、申請書の質を向上させ、申請の成功率を高めることができます。   

まとめ                

配膳ロボット導入を検討している方にとって、補助金は導入コストを削減し、円滑な導入を実現するための有効な手段です。しかし、それぞれの補助金は目的や対象者が異なるため、自社の状況に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。

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